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新型コロナ対策 全体像を決定

2021年11月12日 10:29
新型コロナ対策 全体像を決定

政府は12日朝、新型コロナウイルス対策の全体像を決定しました。医療提供体制の強化や3回目のワクチン接種などが盛り込まれています。

岸田首相「今後感染力が2倍になった場合にも対応できる医療体制を早急に確保することといたしました」

政府のとりまとめた全体像では、医療提供体制について、コロナ病床をこの夏に比べて3割増やし約3万7000人を受け入れる体制を11月末までに構築することなどが盛り込まれています。

医療機関には、感染のピーク時には確保した病床の使用率が8割以上になることを求めます。こうした病床の使用状況などについては医療機関ごとに毎月公表し「見える化」します。

そのほか宿泊療養施設についても約1万4000室増やし約6万1000室確保することや自宅・宿泊療養者に対し遅くとも翌日までに健康観察や診療を実施できる体制を整えます。

ワクチン接種に関しては3回目の接種を12月から順次18歳以上の希望する人全員に行います。また、12歳未満の1回目の接種についてはワクチンの承認後、接種を始めます。

飲み薬についても承認後速やかに60万回分、その後さらに100万回分を確保し次の感染拡大に備えます。

岸田首相は、これらの取り組みによって「感染リスクを引き下げながら経済社会活動を継続できるようになる」と強調しました。