経産相“原油高騰”に予備費活用の考え示す
萩生田経済産業大臣は、高騰しているガソリンなどの売値を下げるため、今年度予算の予備費を使って対応する考えを明らかにしました。
原油価格をめぐっては、ガソリンの価格が10週連続で値上がりするなど高騰が続いていて、日常生活や経済活動への影響が広がっています。
萩生田経産大臣は閣議後の会見で、原油高に対し「補正予算では年末年始に対応できない」として、今年度の予備費を活用して機動的に対応する考えを示しました。
萩生田大臣は具体の方策については明らかにしませんでしたが、「売値価格に抑制がかかるような仕組みができれば、まず年末に向けて国民に安心感を与えられるんじゃないか」と述べました。
また政府は12日朝、開催した原油価格高騰に関する関係閣僚会議で、閣僚からは、経営への影響が大きい農業・漁業者に対する燃料費の補填や、産油国への働きかけなどに取り組むといった発言があったということです。