赤字国債 22.1兆円発行する方針
今年度補正予算案をめぐって、政府が22.1兆円の赤字国債を発行する方針であることがわかりました。財政は一段と厳しさを増すことになります。
政府の新たな経済対策では、財政支出が過去最大の56兆円規模となっています。政府は、26日にも、この対策の裏づけとなる今年度の補正予算案を閣議決定します。一般会計は36兆円で、このうち経済対策が31.6兆円となります。
歳入には、昨年度使わなかった分の剰余金6.1兆円と、税収の見積もりを6.4兆円分計上しますが、それでも歳出の6割が不足するため、赤字国債を22.1兆円発行して補います。
これで、今年度の国債発行額が当初予算の段階から、およそ1.5倍に膨らむことになり、財政はさらに悪化の度合いを深めることになります。