政府“先端技術”ロシアへの輸出を原則禁止
政府は量子コンピューターなど先端技術を使った物品のロシアへの輸出を原則禁止とすることを、13日の閣議で決定しました。
政府が新たにロシアへの輸出規制の対象にしたのは、量子コンピューターや3Dプリンター、電子顕微鏡などの先端技術を使った物品14品目で、5月20日から施行されます。
ロシアの各種産業の能力向上を防ぐ狙いで、こうした機器に関連する技術の提供も禁止されます。これまでに輸出規制していた半導体などに加えて、軍事転用の可能性がある物品の輸出規制はおよそ300品目となります。
萩生田経済産業相は会見で輸出規制について、「今後もウクライナをめぐる情勢を注視しつつ、G7をはじめとする国際社会と連携して厳しい制裁措置を講じる」と話しています。