採用活動きょう解禁 学生優位の売り手市場に…就活で重視するのは?
来年3月卒業予定の大学生を対象とした採用活動がきょう3月1日、解禁となりました。学生が優位の売り手市場となっています。
およそ520の企業が出展する合同会社説明会には、多くの学生が集まりました。
──就活で重視するのは?
大学生「勤務地だったり、転勤があるなしとか、あと初任給とか」「研修制度がどこまで充実しているかというのは、かなり注目しています」
コロナ禍からの経済回復が本格化し、人手不足で売り手市場となる中、学生からは、企業選びで働きやすさややりがいを求める声が聞かれました。
また、政府は学業を妨げないよう大学3年生の3月を採用活動の解禁日に定めていますが、実際にはすでに内定を持っている学生もいて、ルールは形骸化しています。
一方、「ユニクロ」などを展開するファーストリテイリングでは1日、入社式が開かれました。配属先となるブランドの服を着た、およそ270人が参加。研修後、春以降の繁忙期にも戦力となれるよう、一足早いスタートを切ります。
新卒4月一括採用や年功序列など、いわゆる日本型雇用は競争力強化に向けて変化を続けています。