“花粉飛ばさないスギ”植え替え加速へ 農水省が方針示す
花粉症対策の実行に向けて、農水省は、花粉を飛ばさないスギへの植え替えの加速などに取り組む方針を示しました。
野村農水相「森を管轄している省でありますので発生源対策というのが大きな我々の使命」
岸田首相が閣僚らに6月までに花粉症対策を打ち出すよう指示したことを受けて、農水省は、スギ花粉の発生源対策や飛散対策に取り組む方針です。
具体的には、今あるスギの木を花粉が出にくい品種に植え替えていきます。
花粉が出にくい品種の苗木は、現在生産されているスギの苗木のうちのおよそ半数を占めるようになりましたが、実際に植えられているのは国内のスギの植林面積の1%未満にとどまっています。
このほか、スギの雄花だけを枯れさせて花粉を作れなくする薬剤の実用化などを目指すということです。