能登半島北部のガソリンスタンド、徐々に復旧…給油制限もほぼ解消 経産省
経済産業省によりますと、地震で甚大な被害を受けている能登半島北部で、ガソリンスタンドは徐々に復旧し、給油制限もほぼ解消されたということです。ただ依然として道路の寸断などで孤立している地域もあります。
経済産業省は能登半島地震に関する被災者支援の状況をまとめました。
11日午前9時現在、石川県内で地震被害の大きい輪島市、珠洲市、穴水町、能登町、七尾市、志賀町にあるガソリンスタンド69件のうち、 52件が再開したとしています。
道路状況が改善したことから燃料が不足していた輪島市と珠洲市にも、大型タンクローリーで燃料の輸送を続けた結果、行列や給油制限はほぼ見られなくなったということです。
ただ依然として道路の寸断などで孤立している地域もあり、自衛隊と協力しながら燃料や食料などの支援物資を届けているとしています。
一方、北陸電力によりますと、11日午前10時現在、能登半島北部を中心におよそ1万3600件で停電が続いているということです。
地震の影響で電柱が倒れたり、電線の断線などが多く確認されていて、北陸電力は他の電力会社の応援と合わせて1000人規模の態勢で復旧作業に当たっているとしています。