日本のコンテンツ産業強化…政府の会議に山崎貴監督らが出席
政府は17日、映画やアニメ、ゲームなど、日本のコンテンツ産業の強化について話し合う会議を開き、今年アカデミー賞の視覚効果賞を受賞した「ゴジラー1.0」の山崎貴監督らが出席しました。
「ゴジラー1.0」など監督 山崎貴監督「日本のコンテンツ産業、映画とかそういうものに対しての支援自体がまだなかなか整備されていない部分がある」
「万引き家族」など監督 是枝裕和監督「いろいろな働きかけを業界のなかでしてきたが、なかなか進まない」
コンテンツ産業は現在、世界でおよそ120兆円と半導体を上回る巨大な市場規模となっており、日本の競争力強化が重要となる一方で、低賃金など労働環境の悪さが課題となっています。
17日、政府が示した案では、「クリエーターによるコンテンツ制作・海外展開の支援などを検討すべき」や、「働きやすい環境を作るため、取引慣行について実態調査を行うべき」などの論点が盛り込まれました。
政府はこれらの論点案を6月をめどにとりまとめる新しい資本主義実行計画の改訂案に反映する方針です。