財務省が発表した今年2月の経常収支は2兆1972億円となり、2か月ぶりの黒字となりました。

海外とのモノやサービスなどの取引や海外投資での日本の稼ぎを示す2月の「経常収支」は2兆1972億円で、去年12月以来2か月ぶりの黒字でした。

前の年の同じ月に比べ、海外の金利の上昇と円安で、債券の利子や配当金の受け取りが増えるなど「第1次所得収支」の黒字幅が拡大したことなどが要因です。

一方、輸出から輸入を引いた「貿易収支」は輸入額が上回り6041億円の赤字でした。

北米や中東への自動車の輸出が増えましたが、円安やウクライナ情勢などで引き続きエネルギー関連の輸入額が増加したことなどが影響しています。