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山形県知事選挙 投開票まで2日 現職と新人候補者の訴えは人口減少・インフラ・経済産業

2025年1月24日 18:04
山形県知事選挙 投開票まで2日 現職と新人候補者の訴えは人口減少・インフラ・経済産業

現職と新人の一騎打ちとなっている山形県知事選挙の投開票は2日後に迫りました。候補者2人の訴えを「人口減少」・「インフラ」・「経済・産業」の3テーマで紐解きます。

県知事選に立候補しているのは、いずれも無所属で、5期目を目指す現職の吉村美栄子さん(73)と、新人で福島県白河市在住の自営業・金山屯さん(84)の2人です。
17日間の選挙戦も25日が最終日です。3つの県政課題に対する2人の主張を見ていきます。

人口減少対策で吉村さんは「出産費用や保育料、高校授業料などの負担軽減」のほか、「若者や女性にとって魅力のある仕事の創出」などを掲げています。

吉村美栄子候補(無・現)「子育てに要する費用の負担軽減を前進させていく、多様な人材の総活躍により進化をし続ける山形県の産業イノベーションを進めていく」

金山さんは「子育て支援の拡充」や、性的少数者のカップルに結婚相当の権利認める「県のパートナーシップ宣誓制度の廃止」を訴えています。

金山屯候補(無・新)「他県がやっているから、よそがやっているから、そんな程度の気持ちで追随するように立ち上げたこの制度、とんでもない制度」

インフラ整備について吉村さんは、安全・安心な暮らしの実現を訴え、「高速道路などの整備促進」や「山形新幹線の高速化に向けたトンネル整備の早期実現」などを掲げています。

吉村美栄子候補(無・現)「山形新幹線の米沢トンネル(仮称)などの社会資本の整備促進、医療提供体制これも県民の皆さまにとって重要なインフラだと考える提供体制の確保にもしっかりと取り組む」

金山さんは、高速道路のトンネル内の制限速度を50キロに引き下げると訴えています。

金山屯候補(無・新)「山形県が観光で客を呼ぼうとしても入り口が危険で事故が起きたらとんでもないことになるので」

経済活性化・農林水産業への政策で吉村さんは経済活性化策として「ものづくりの人材育成や付加価値向上」のほか、「起業や事業承継への支援」などを訴えています。また、農林水産業への政策として「デジタルツールを活用した販路開拓」や「多様な担い手の育成」などを掲げています。
金山さんは「産官学を連携させ、有能な人材を集めて政策を進める」と訴えています。
吉村県政4期16年の評価が問われている今回の選挙。26日に投票が行われ、即日開票されます。

最終更新日:2025年1月24日 19:18
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