中国“ゼロコロナ”緩和 公共施設での陰性証明提示義務を撤廃
中国ではいわゆる「ゼロコロナ政策」を緩和する動きが急速に進んでいます。北京市は公共施設に入る際に義務づけていたPCR検査の陰性証明の提示を6日から求めないことを決めました。
中国メディアによりますと、北京市では6日から、ショッピングモールなど公共施設で義務づけていたPCR検査の陰性証明の提示が撤廃されるほか、レストランでの店内飲食も解禁されることになりました。一連の抗議デモを受けて、中国当局はゼロコロナ政策の緩和を矢継ぎ早に打ち出しています。
北京市内では多くのPCR検査場が閉鎖されたため、残った検査場には氷点下の寒さの中、行列ができました。中国当局の発表では、5日の新たな感染者は約2万8000人と先週に比べ減っていますが、緩和による感染再拡大を心配する声もあがっています。