リトアニア首相、都内で会見 露を強く批判「民間インフラへの爆撃や核による脅しは民主主義社会を揺るがす」
日本を訪問しているリトアニアのシモニテ首相は28日、都内で会見し、インフラ施設に攻撃を続け、市民生活を犠牲にするロシアの姿勢を強く批判しました。
リトアニア・シモニテ首相「民間インフラへの爆撃や核による脅しは、民主主義社会を揺るがすものだ」
ウクライナではエネルギー関連施設などが相次いで攻撃を受けていて、一時、150万戸が停電になるなど、市民生活に影響が広がっています。
シモニテ首相はこうしたロシアの姿勢を批判した上で、「各国で団結してウクライナを支援して、ロシアを孤立させることが重要だ」と強調しました。
リトアニアは軍事侵攻以降、ロシアへの対決姿勢を打ち出していて、ヨーロッパの多くの国がロシアからのエネルギー輸入に依存する中、リトアニアは今年5月、ロシアからのガスや原油などの輸入をいち早く取りやめています。
シモニテ首相は、「ロシアがエネルギーをめぐり脅しをまたかけてくる可能性がある」と指摘し、各国にロシアからの輸入を見直すよう呼びかけました。