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無症状感染者の隔離期間、5日間に短縮 米

2021年12月28日 9:50

アメリカのCDC(=疾病対策センター)は27日、新型コロナウイルスの感染者の隔離期間を、無症状の場合、従来の10日間から5日間に短縮すると発表しました。

CDCは27日、新型ウイルスの感染者に推奨している隔離期間を見直すと発表し、無症状の場合、従来の10日間から5日間に短縮しました。その後、5日間はマスクの着用を求めるとしています。

今回の変更について、CDCは、ほかの人に感染させる場合の大部分が発症の前後数日間に起きているという科学的根拠に基づくものだとしています。

また、濃厚接触者の隔離期間も見直し、ワクチンの追加接種を受けている場合、隔離を不要にして10日間のマスク着用を求めるとしています。

アメリカでは、オミクロン株による感染の拡大で、航空会社が運航に必要な人員を確保できず欠航が相次ぐなど、各所で影響が出ていて、隔離期間の短縮により、人手不足の深刻化を防ぐ狙いもあるものとみられます。