塾などの“接種証明提示義務”免除に 韓国
感染拡大で規制が強化されている韓国で4日、学習塾など、教育関連の施設側が申し立てていた申請を裁判所が認め、接種証明を提示する義務の「効力の停止」を決定しました。今後、接種証明が義務づけられているほかの施設にも影響する可能性があります。
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韓国でも、感染拡大の影響で規制が強化されています。
勉強するための施設である「スタディーカフェ」や「学習塾」などでもワクチン接種証明の提示が義務づけられ、高校生や大学生などが大きな影響を受けていました。
しかし、4日、大きな動きがありました。学習塾など、教育関連の施設側が申し立てていた申請を裁判所が認め、接種証明を提示する義務の「効力の停止」を決定したのです。教育の自由の侵害などがその理由です。
韓国政府は抗告する方針ですが、正式な判決が出るまでは、学習塾などで接種証明の提示義務が免除されることになります。
高校生
「スタディーカフェに行けば、家よりはさらに集中できるけど、ワクチンを接種しないと入れないから、不便でした。(提示免除で)不便がなくなるから良いと思います」
当局の感染対策を揺るがす今回の決定。今後、飲食店やスポーツ施設など、接種証明が義務づけられているほかの施設にも影響する可能性があります。