SNS書き込みで有罪 ロシア国営放送で“反戦”の元職員「あまりにバカげている」
ロシア国営放送の生放送中に反戦を訴え、その後も反戦活動を続ける女性に対し、ロシアの裁判所は8日、SNSへの書き込みによって「ロシア軍の信用を失墜させた」として、有罪判決を言い渡しました。
ロシア国営放送の元職員マリーナ・オフシャンニコワさんは今年6月、自らのフェイスブックに「自分の国が恥ずかしい。ロシアは独立国家を攻撃し領土を侵略している」などと書き込みました。
これについて、裁判所は8日「ロシア軍の信用を失墜させた」として有罪判決を下し、4万ルーブル、日本円にしておよそ9万円の罰金を科しました。
オフシャンニコワさん「裁判官があわてて出てきて、私の顔も見ずに『有罪なので罰金4万ルーブルを払わなければならない』と言って逃げた」
オフシャンニコワさんは「あまりにバカげている」と不満をあらわにしました。
オフシャンニコワさんは先月もウクライナ侵攻をめぐる発言を理由に罰金を科されています。