ウクライナ停戦めぐり米露が実務者協議 ロシア側「建設的な対話行われた」米露以外の国加わる可能性も
アメリカとロシアは24日、ウクライナでの停戦をめぐり、サウジアラビアで実務者協議を行いました。両国は今後、共同声明を発表する予定です。
ロシアメディアによりますと、中東サウジアラビアで24日、アメリカとロシアによる実務者協議が行われました。
ウクライナをめぐり、両国が合意したエネルギー関連施設への攻撃停止に向けた議論に加え、船舶の安全を確保するための黒海での停戦合意に向けた話し合いも行われました。
ロイター通信によりますと、会談を終えたロシア側の参加者は「建設的な対話が行われた」と述べるとともに、今後の協議に米露以外の国も加わる可能性を示しました。米露両国は25日に共同声明を発表する見通しです。
一方、アメリカの代表団は今後、ウクライナ側と再度協議するとみられます。
ウクライナでの停戦をめぐっては、アメリカのウォルツ大統領補佐官は、エネルギー関連施設への攻撃の停止から始め、次に攻撃停止の対象を黒海の海上に拡大し、その後、両国の停戦ラインを定めるという3段階で進めたい考えを示しています。