「国家はどこにいたのか」梨泰院・転倒事故の遺族ら“真相究明”と政府や尹大統領の“謝罪”求める
韓国・梨泰院の転倒事故の犠牲者遺族が22日に会見し、徹底的な真相究明と政府や尹錫悦大統領の謝罪を求めました。
会見は弁護士団体が開いたもので、梨泰院の事故で家族を亡くした遺族らおよそ30人が出席、今の思いを涙ながらに語りました。
子を亡くした母親「『守ってあげられず申し訳ない』と、『愛している』と大きな声で伝えたい。愛しているよ、子供たちよ。愛しているよ、我が息子」
遺族らは韓国政府に対し、事故の責任が政府や自治体、警察にあるという立場を明確にするよう求めたほか、尹大統領の謝罪も必要との立場を示しました。
娘を亡くした父親「国民の生命と安全のために、国家はどこにいたのか、国家が何をしたのか、国家が答えるべきだ」
また、遺族の意見を反映しながら徹底的に事故の真相を究明すること、防止策を講じるべきだった全ての責任者を漏れなく調査し責任を問うよう訴えました。
事故では158人が犠牲となり、警察の特別捜査本部が、管轄の警察署や自治体などに対する捜査を続けています。