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韓国・尹大統領 記者と秘書官の“口論”理由に定例の記者対応を中断

2022年11月22日 14:09
韓国・尹大統領 記者と秘書官の“口論”理由に定例の記者対応を中断

韓国の尹錫悦大統領が「開かれた政権」の象徴として行ってきた出勤時の記者対応を中断しました。批判的な韓国メディアの記者と質問を遮った秘書官が口論になったことを理由にしています。

18日、尹大統領の出勤時の記者対応で、韓国のMBCテレビの記者が大統領専用機への搭乗を拒否された問題を大統領に質問しました。尹大統領は、質問に答えず執務室に向かおうとしましたが、記者が発言を続け、秘書官が遮ろうとしたため口論になりました。

MBC記者「公の場で大統領に質問してるのに秘書官が割り込んで…」

秘書官「(記者対応が)終わったでしょ、それなのに…」

韓国大統領府は「芳しくないことが起き、本来の趣旨を生かすことが難しくなった」として、21日から記者対応を中断しました。「対策が講じられれば再開するかどうか検討する」としていて、MBC記者の交代など処分を求めているものとみられます。

毎朝の記者対応は「開かれた政権」の象徴と位置づけられていましたが、就任半年で中断された形です。韓国メディアからは「直接のやり取りをやめてはいけない」、などと批判が出ています。