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米・ヨセミテ国立公園で2人が感染死

2012年9月2日 13:57

 日本人も訪れるアメリカのヨセミテ国立公園に滞在した観光客2人が「ハンタウイルス」という感染症にかかって死亡したため、当局が注意を呼び掛けている。

 アメリカの疾病対策センター(CDC)によると、今年6月以降にヨセミテ国立公園を訪れたアメリカ人観光客6人がハンタウイルスに感染し、うち2人が死亡した。感染者はいずれも公園の宿泊施設に滞在したとみられるため、CDCなどは、この夏、施設を利用した日本人を含む約1万人を対象に、発熱・せきなどの症状が出た場合は早めに病院で受診するよう呼びかけている。

 ハンタウイルスは野ネズミの排せつ物を介して感染するが、ヒトからヒトへの感染は確認されていない。