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IAEA「イラン問題に期待感」の報告書

2013年11月16日 0:47

 IAEA(=国際原子力機関)は14日、11日にイランと核開発問題をめぐって合意したことを受け、今後、問題解明が進むことに期待感を示す報告書をまとめた。

 報告書では、イランがこれまで査察を拒んできた核関連施設への立ち入り調査を認める共同宣言に合意したことについて、「重要な前進」と評価した。その上で、この共同宣言が新たな核関連施設の査察につながることから、「3か月後にまとめる次の報告書では、問題解明のさらなる進展を報告できる」との期待感を示した。

 一方で、イランが引き続き、国連安全保障理事会の決議に反して濃縮ウランを作り続け、来年完成する原子炉の設計情報の提供を拒むなど、基本的な姿勢を変えていない点を厳しく指摘している。