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人権活動家・胡佳氏、解放後も自宅軟禁続く

2014年1月27日 21:55

 ノーベル平和賞候補者として名前が挙がったこともある中国の著名な人権活動家・胡佳氏(40)が、北京市の警察に一時拘束された。胡氏は27日夕方、解放されている。

 胡氏は26日夕方、自身のツイッターで「複数の警官が自宅を訪れ、騒動を挑発した疑いで連行すると伝えてきた」と明らかにした。そして、ロイター通信の取材に連行中だと状況を説明した上で、電話で「私は今、警察車両に乗って警察署に向かっている。おそらく勾留されるだろう」と話した。

 その後、胡氏はインターネットを監視する警察の部門の取り調べを受け、約24時間後の27日夕方に解放された。ただ、現在も自宅での軟禁は続いているという。

 胡氏は解放後、NNNの電話取材に対し、26日に懲役4年の判決を受けた著名な人権活動家の許志永氏や、「国家分裂」に関与したとして拘束されているウイグル族学者のイリハム・トフティ氏への支援を呼びかけたことなどについて追及されたと話した。

 胡氏は2008年、国家政権転覆扇動罪で服役中にノーベル平和賞候補者として名前が挙がっていた。