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「海洋警察」を捜索 韓国・旅客船沈没事故

2014年4月28日 12:45

 韓国の旅客船沈没事故をめぐり、捜査当局は28日、日本の海上保安庁にあたる「海洋警察」を新たに捜索し、監視態勢や救助が適切だったか調べる方針。

 合同捜査チームは28日午前、現場を所管する木浦の海洋警察署を捜索した。これに先だって海洋警察の管制センターの捜索も行い、交信記録などを押収している。管制センターをめぐっては、事故に気づくのが遅れたとの指摘が出ていて、合同捜査チームは船の航行の監視態勢や救助の初動に問題がなかったか、調べることにしている。

 海洋警察は28日、最初に行われた救助活動の映像を初めて公開した。セウォル号の船長とみられる男性が、救助隊員の手を借りながらボートに乗り込む様子などが映っている。韓国メディアは「今になって映像を公開したのは初動の問題点から目をそらそうとしているのではないか」と伝えている。