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NYダウ75ドル安 終値1万6368ドル

2014年8月8日 7:53

 7日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、ウクライナ情勢をめぐる不透明感から70ドル以上、値を下げて取引を終えた。

 7日は、まず、アメリカ労働省がこの1週間の失業保険の申請件数を発表したが、前週より1万4000件減少したことが分かった。市場では雇用情勢の回復に対する期待が高まり、買いが進んだ。さらに、メディア大手の21世紀フォックスなど、大手企業の好調な決算が相次いだことで、ダウ平均株価は一時、約60ドル上昇した。

 しかし、ウクライナ情勢をめぐって、欧米とロシアが経済制裁を強めるなどの動きを受け、市場では先行き不透明感から次第に売りが優勢となった。結局、ダウ平均株価は前日比75ドル07セント安の1万6368ドル27セントで取引を終えている。

 また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は、前日比20.08ポイント安の4334.97だった。