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小型機と除雪車衝突 仏石油大手CEO死去

2014年10月22日 8:27

 ロシアのモスクワの空港で20日深夜、離陸しようとしていた小型ジェット機が滑走路上で除雪車と衝突し、乗っていたフランスの石油大手「トタル」の最高経営責任者ら4人が死亡した。除雪車の運転手は酒に酔っていた。

 ロシアの捜査当局によると、モスクワのブヌコボ空港で20日深夜、離陸しようとしていた小型ジェット機が滑走路上で除雪車と衝突した。この事故で、小型ジェット機は炎上し、フランスの石油大手「トタル」の最高経営責任者・ドマルジェリ氏ら乗客・乗員4人全員が死亡した。

 現場からは機体の動作や機内の会話を記録したフライトデータレコーダーが回収され、今後、解析作業と事故の調査が進められるが、ロシアの捜査当局は除雪車の運転手が酒に酔って運転していたと発表した。

 インタファクス通信によると「トタル」は、ロシア北部のヤマル半島での液化天然ガスの開発プロジェクトに参加しており、ドマルジェリ氏は投資フォーラムに出席するためモスクワを訪れていたという。