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中国漁船のサンゴ密漁 31人を拘束

2014年12月12日 15:44

 小笠原諸島周辺などでサンゴの密漁を行っていた中国漁船の拠点の一つとみられる福建省の漁村で、密漁などに関わった疑いで31人が拘束された。

 福建省の政府系メディアによると、霞浦県の公安当局などは10月末からサンゴ密漁の重点取り締まりを行った。当局はサンゴの密漁や違法売買に関わったとして先月末までに容疑者31人を拘束し、38キロの赤サンゴを押収したという。

 記事は「近年、外部から来た人がこの地域の漁民を雇い、サンゴを密漁させている」と指摘し、住民からの告発などをもとに「違法な取引を抑えこんだ」と成果を強調している。

 漁民らがサンゴを密漁していた海域は明らかにされていないが、霞浦県は小笠原諸島周辺などでサンゴの密漁を行っていた中国漁船の拠点の一つとみられている。