ユーロ圏財務相会議“ギリシャ支援”物別れ
今月末に期限を迎えるギリシャへの支援策を話し合うユーロ圏財務相会議が16日、ベルギーで開かれた。財政緊縮策の継続を求めるユーロ圏側と、見直しを求めるギリシャ側の溝は埋まらず、会議は物別れに終わった。
ベルギー・ブリュッセルで開かれた会議では、5年前の債務危機以降、ギリシャが受けてきた2400億ユーロに上る金融支援を延長するかどうかが焦点となっていた。ユーロ圏側は支援の延長の条件として財政緊縮策の継続を求めたが、ギリシャ側は拒否。予定より早く会議は終わった。
ロイター通信などによると、デイセルブルム議長は終了後、ギリシャは20日までに支援の延長を申請する必要があるとの考えを示した。このまま双方が合意に至らず支援が打ち切られれば、ギリシャの資金繰りは来月にも行き詰まるとの懸念が出ている。