×

NYダウ 155ドル高で過去最高値更新

2015年3月3日 8:16

 2日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、個人消費支出が実質ベースで増加したことや、クレジットカードのビザが大幅に値を上げたことで、ダウ平均株価は先週末比155ドル93セント高の1万8288ドル63セントで取引を終え、過去最高値を更新した。

 また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は44.57ポイント上げ、5008.10だった。終値で5000ポイントを上回るのは約15年ぶり。

 2日は、朝方発表された1月の個人消費支出が物価変動を調整した後の実質ベースで増加したことで、アメリカの消費拡大への期待が高まり買いが優勢となった。また、クレジットカードのビザが会員制卸売りチェーンのコストコ・ホールセールのカード決算で専属契約を発表したことで大幅に値を上げ、ダウ平均株価を押し上げた。

 市場関係者は、「ナスダックが5000ポイントを上回り投資家心理がさらに強くなったことで、今後も高値圏の更新が続く可能性はある」と話している。また、この株高の影響などを受け、外国為替市場の円相場は1ドル120円台をつけた。