日本の緊急援助隊も到着 現地から記者報告
4400人以上が死亡し、被災者は800万人にのぼる見通しとなったネパールの大地震。首都カトマンズから高井望記者が最新情報を伝える。
カトマンズは28日午後2時半を過ぎたところ。生存の確率が大きく下がる72時間を過ぎた今も、救助活動は続いている。こうした中、日本の緊急援助隊が日本時間午後3時ごろカトマンズの空港に到着した。
日本の緊急援助隊は27日、2度にわたって着陸を試みたものの、許可が下りず引き返していた。今後はネパール政府の要請などを踏まえて活動場所を決めるという。
28日は、カトマンズ市内で、各国の救援部隊が活動を行っている現場を取材した。しかし、生存者発見にいたる現場はなかった。付近では、がれきの下から家族の声がするので助けてほしいと祈るように話す人がいた。しかし、余震や突然の大雨などで、作業は難航している。現地で被災した人たちは、水や食料が足りないなどとも話している。捜索活動に加え、被災者の生活のケアなど、多くの課題がある。