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ロシア、制圧目標拡大を明確に… ウクライナ大統領夫人は米議会で“武器供与”訴え

2022年7月21日 12:06

ロシアのラブロフ外相は、ウクライナでの軍事作戦の目標について、東部の制圧だけでなく、南部の制圧も含まれるとの認識を示しました。

ロシアのラブロフ外相は20日、アメリカがウクライナ軍に供与した高機動ロケット砲システムなどの長射程の兵器からの脅威を取り除くため、「作戦の地理的目標は拡大した」とし、東部ドンバス地方だけでなく南部の制圧も軍事作戦の目標だとの認識を示しました。

ロシアが制圧目標の拡大を明確にするなか、ウクライナのオレナ大統領夫人が20日、アメリカ・ワシントンの連邦議会で演説しました。攻撃で亡くなった子どもの映像などを見せながら、防空システムの供与を訴えました。

ゼレンスキー大統領の妻・オレナ夫人
「決してお願いしたくないことをお願いします。兵器をください。 他国に戦争をしかけるためではなく、人々の家を守り、そこで生きて目覚める権利を守るために」

こうした中、アメリカのCIA=中央情報局のバーンズ長官は20日、ロシア側の死者数がおよそ1万5000人、負傷者はおよそ4万5000人に達しているとの推計を明らかにしました。

ウクライナ側の死傷者数は、ロシア側よりもやや少ないだろう、とも述べています。

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