英国防省「ロシアはルハンシク州の9割以上支配」 今後2週間で完全に支配する可能性と分析
ウクライナのゼレンスキー大統領は2日、ロシア軍が完全掌握を目指す東部ルハンシク州の要衝セベロドネツクについて、激しい攻撃を受けていて厳しい状況にあると明らかにしました。
ゼレンスキー大統領「セベロドネツクの状況がいま一番厳しい。リシチャンシク、バフムトなど、近隣地域も同様に、ロシアの強力な攻撃にさらされている」
ゼレンスキー大統領は2日、ビデオ声明でこのように述べ、セベロドネツクだけでなく、周辺地域も激しい攻撃を受けていると明らかにした上で、「占領されている地域では大惨事が起きている。すべての責任はロシアにある」と非難しました。
イギリス国防省は3日、「ロシアはルハンシク州の9割以上を支配していて、今後2週間で完全に支配する可能性がある」と分析しました。
一方、ルハンシク州のハイダイ知事は2日、CNNのインタビューに対し、ロシア側の攻撃で硝酸タンクから有害ガスが漏れ出した化学工場の地下シェルターに、子どもを含む約800人が避難していると明らかにしました。