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中国、CO2排出量を最大で“65%削減”

2015年7月1日 15:19
中国、CO2排出量を最大で“65%削減”

 地球温暖化の主な原因である二酸化炭素の排出量が世界で最も多い中国は、2030年までに2005年と比べ、GDP(=国内総生産)あたり最大で排出量を65%削減するとの目標を公表した。

 国営の新華社通信によると、フランスを訪問している李克強首相は30日、温室効果ガスの削減目標などを明らかにした。この中で、中国は地球温暖化の主な原因である二酸化炭素の排出量をGDPあたりで2030年までに、2005年と比べ60%から65%削減すると示している。ただ、二酸化炭素の排出全体については2030年ごろまでに減少に転じさせるとだけ示し、経済発展の途上にあるとして先進国のような排出量全体の削減目標の設定は見送っている。

 国連は中国の目標設定に対し、歓迎の意を示している。