三菱マテリアル 「強制連行」で和解提示
戦時中に日本に強制連行され労働を強いられたとして、中国人の元労働者らが日本企業に損害賠償などを求めている問題で、三菱マテリアルが1人あたり約200万円を支払うなどの和解の条件を示し、元労働者側と協議を行っていることがわかった。
中国側の関係者によると、三菱マテリアルは、使用者としての歴史的責任を認めて謝罪し、1人あたり日本円で約200万円を支払うなどとする和解条件を提示している。対象者は3700人あまりにのぼる。元労働者側は、一部のグループを除いて和解の条件を受け入れる方向で、詰めの協議を行っているという。
三菱マテリアルは今月19日、旧日本軍の捕虜になったアメリカ兵を鉱山で強制的に働かせたとして元アメリカ兵らに謝罪している。