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ウォーカー氏、共和党指名争いから撤退表明

2015年9月22日 12:35

 来年のアメリカ大統領選で、共和党の候補者レースに名乗りを上げていたスコット・ウォーカーウィスコンシン州知事が21日、「選挙活動を中断する」として事実上の撤退を表明した。

 共和党保守派のホープとされるウォーカー氏は、7月の出馬直後は選挙戦序盤のカギを握るアイオワ州で支持率トップとなるなど、有力候補の一人とみられていた。しかし、その後は実業家のドナルド・トランプ氏が勢いを増す中、支持率は下降の一途をたどり、資金難に陥ったとみられる。

 会見ではトランプ氏を名指しすることは避けながらも、「いまトップに立っている候補の代わりに、前向きで保守的な提案ができる候補に支持が集まるよう、他の候補にも撤退を求める」と述べた。

 リック・ペリー前テキサス州知事に続く2人目の脱落で、これで共和党の指名争いは15人となった。