ダウ平均13ドル高 終値1万6790ドル
6日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、利上げが先延ばしになるとの観測が続いて、ダウ平均株価の上昇傾向が続いている。一方で、世界経済の見通しの悪さが懸念材料にもなって上値の重しとなっている。
6日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、前日の終値から13ドル76セント高の1万6790ドル19セントで取引を終えた。一方で、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は、32.90下がって4748.36だった。
このところ発表されるアメリカの経済指標が思わしくないことから、焦点となっている利上げの時期は遠のいて、来年に持ち越されるのではないかとの見方が強まっている。
このため株価も上昇傾向にあるが、この日は原油相場の上昇にともなって買い注文が多く集まった。ただ、IMF(=国際通貨基金)が世界経済の見通しを下方修正したことで、上値は押さえつけられる形となった。