事態沈静化を…潘事務総長がイスラエル訪問
イスラエルとパレスチナの緊張の高まりを受けて、国連の潘基文事務総長が20日、急きょ、イスラエルを訪問し、事態の沈静化を求めた。
潘事務総長は20日、イスラエルのエルサレムで、イスラエルのネタニヤフ首相と急きょ面会し、「暴力を根絶し、緊張を緩和し、長期の平和を取り戻すよう協力していきたい」などと伝えた。21日にはパレスチナ自治政府のアッバス議長を訪問する予定。
また、アメリカのケリー国務長官も近く、ネタニヤフ首相、アッバス議長、それぞれと会談する予定。
エルサレムやヨルダン川西岸などでは、聖地をめぐる対立をきっかけに衝突が激化。パレスチナ人がイスラエル人を襲撃する事件が連日続いている。ロイター通信によると、これまでにイスラエル人8人が死亡、パレスチナ人の死者も少なくとも44人にのぼっている。