米国務長官 イスラエル首相に沈静化求める
イスラエルとパレスチナの緊張が高まる中、アメリカのケリー国務長官は22日、イスラエルのネタニヤフ首相と会談し、事態の沈静化を呼びかけた。
ドイツのベルリンで行われた会談では、ケリー国務長官は「暴力を止めることが重要だ」などと述べ、イスラエル・パレスチナ双方に自制を呼びかけた。
一方、ネタニヤフ首相は冒頭で、「暴力を扇動しているのはパレスチナ自治政府とアッバス議長だ」と訴え、強硬姿勢を崩さなかった。ケリー長官は24日に、アッバス議長とも会談し、調停にあたる予定。
エルサレムやヨルダン川西岸などでは、聖地をめぐる対立をきっかけに衝突が激化。パレスチナ人がイスラエル人を襲撃する事件が連日続いている。