ミャンマー総選挙 NLDが議席伸ばす
ミャンマーで行われた事実上25年ぶりとなる民主的な総選挙は、アウン・サン・スー・チー氏率いる最大野党NLD(=国民民主連盟)が議席を伸ばしている。
選挙管理委員会の開票速報によると、NLDはこれまで結果が判明したヤンゴンを含む52議席のうち48議席を獲得した。
NLD圧勝を伝える開票速報に、NLD本部前に集まった支援者からは大歓声が上がっている。
NLD支持者「この結果はとてもうれしい。最高の気分です」
スー・チー氏は9日に演説し、勝利に自信を示した。
スー・チー氏「私たちはいま、勝っているようです。ですが、我が党の候補者にお祝いを言うのは、まだ早いでしょう」
一方、与党USDPのテー・ウー副議長は「ほとんどの選挙区で負けている」と敗北を認めた。
NLDの幹部は、政権交代を実現するために必要な改選議席の3分の2以上の獲得は「間違いない」と自信を見せている。ただ、「軍や政府が何をしてくるかわからない」として、明確な勝利宣言は更なる公式発表を待って行いたいとしている。