最大野党さらに議席伸ばす ミャンマー選挙
ミャンマーで行われた事実上25年ぶりとなる民主的な総選挙は、アウン・サン・スー・チー氏率いる最大野党が議席を伸ばしている。選挙管理委員会の開票速報によると、最大野党・NLD(=国民民主連盟)はこれまで結果が判明した54議席のうち49議席を獲得した。
スー・チー氏は9日に演説し、勝利に自信を示した。一方、与党・USDPの幹部、テー・ウー副議長は「ほとんどの選挙区で負けている」と、敗北を認めた。
NLDの幹部は、政権交代を実現するために必要な改選議席の3分の2以上の獲得は「間違いない」と自信をみせている。ただ、「軍や政府が何をしてくるかわからない」として、明確な勝利宣言は更なる公式発表を待って行いたいとしている。