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ミャンマー総選挙 最大野党幹部「優勢」

2015年11月9日 1:05
ミャンマー総選挙 最大野党幹部「優勢」

 ミャンマーで8日、事実上25年ぶりとなる民主的な総選挙が行われた。アウン・サン・スー・チー氏率いる最大野党の幹部は現時点の開票状況では「優勢だ」との認識を示している。最大野党の本部前から松永新己記者が中継。

 スー・チー氏率いる最大野党NLD(=国民民主連盟)の本部前には遅い時間にも関わらず勝利を願う多くの支持者らが集まっている。現在、ミャンマーの各地区で開票作業が進められている。今回の総選挙は軍事政権から民政に移管されて初めて行われたもので、アウン・サン・スー・チー氏率いるNLDが政権交代に必要な改選議席の3分の2以上を獲得できるかが焦点。

 与党側は現時点でコメントなどを出していないが、NLDのティン・ウー最高顧問は投票終了後、支持者に向けて演説し、「開票の状況はいいと聞いている」と手応えを口にした。

 一方でNLDの別の幹部は、現時点では軍や政府を刺激したくないとした上で「開票には時間がかかる」と話しており、スー・チー氏が公の場で発言するのは、9日の日中以降になる見通し。