韓国の金泳三・元大統領が死去 87歳
韓国の金泳三・元大統領が22日午前0時22分、急性心不全などにより、ソウル市内の病院で死去した。87歳だった。高熱などで19日から入院していたという。
金・元大統領は1927年生まれ。1992年の大統領選で当選し、韓国が民主化してから初めての文民政権を誕生させた。
在任中は、それまでの軍事政権の不正を追及、民主化の定着に取り組んだ一方、アジア通貨危機で経済状況が悪化する中、98年に退任した。
また、日本に対しては領土問題などで強硬な姿勢を取り、関係が一時悪化したが、2002年からは早稲田大学の特命教授を務めていた。