米大統領、習主席に国際法に従うよう求める
アメリカのオバマ大統領は先月30日、訪問先のフランス・パリ郊外で、中国の習近平国家主席と会談し、南シナ海をめぐる問題を国際法に従い取り組むよう改めて求めた。
オバマ大統領は、中国が南シナ海で埋め立てを進めていることを念頭に、「海洋問題をめぐる意見の違いを、平和的に国際法に従って取り組む必要がある」と強調した。
また、サイバー攻撃の問題では、企業秘密を盗みとらないことを確認した今年9月の米中合意を守るよう改めて求めた。
これに対し、習主席は、米中が衝突しないという原則に従い、「建設的な方法で、敏感な問題を解決するべきである」と応じた。
また、過激派組織「イスラム国」が米中の国益にとって脅威であることを確認し、シリアの政権移行を支援していくことで一致した。