「学校を攻撃」脅迫メールは虚偽か 米
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アメリカ・ロサンゼルスで、脅迫メールを受け公立学校約1100校が休校となったが、学校を混乱させるための虚偽のメールだったという見方が出てきている。
ロサンゼルスの警察によると、14日、「爆発物やライフルで学校を攻撃する」と脅迫する電子メールが教育委員会に届いた。このため、15日、ロサンゼルスとその周辺の幼稚園から高校までの公立学校約1100校が休校となった。
しかし、これまでのところ不審物は見つかっておらず、カリフォルニア州選出の下院議員は脅迫メールについて、「学校を混乱させようとした虚偽とみられる」というコメントを出した。また、別の下院議員は、脅迫メールがイスラム過激派に言及していることを明かす一方で、「メールを書いた人物がイスラム教を学んだり、知識があるようにはみられない」と述べている。
ロサンゼルスの近郊では今月2日、銃の乱射により14人が殺害される事件があったばかりで、テロへの警戒が強まっている。