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イランとの外交関係を断絶する~サウジ政府

2016年1月4日 12:21
イランとの外交関係を断絶する~サウジ政府

 サウジアラビアとイランの緊張が一層高まっている。サウジアラビア政府はイランにある大使館の襲撃などを受け、3日、イランとの外交関係を断絶すると発表した。

 サウジアラビアのジュベイル外相は3日、記者会見を行い、イランとの外交関係を断絶すると発表した。また、サウジアラビアに滞在するイランの外交関係者に対し、48時間以内に出国するよう求めた。

 両国をめぐっては、イスラム教スンニ派の大国サウジアラビアの政府が2日、シーア派の指導者・ニムル師の死刑を執行したことで、シーア派の大国イランが猛反発している。イラン国内ではデモ隊がサウジアラビア大使館を襲撃したほか、最高指導者・ハメネイ師も「神の報復を受けるだろう」と強く批判していた。

 両国はシリアやイエメン情勢をめぐり緊張が続いていて、宗派の対立が深刻になることが懸念される。