アメリカのオバマ大統領は４日、今年の課題としている銃犯罪の減少を目指し、司法長官らと協議した。銃規制を強める具体策を５日に発表することにしている。

　オバマ大統領は日本時間５日未明にリンチ司法長官らと協議し、犯罪歴のある人物などが銃を入手しないよう規制を強めると述べた。

　ホワイトハウスは、具体策を５日に発表するとしているが、アメリカメディアは、銃を売る業者を政府に登録させ、購入者の経歴調査を厳しくするなどの大統領令が発動されるだろうと報じている。

　アメリカでは相次ぐ銃乱射事件を受け、規制強化を求める声と、自衛のために銃を持つ権利を守るべきだという声がそれぞれ高まっている。オバマ大統領は、７日には市民との対話集会で規制強化への理解を求める方針。