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NYダウ117ドル高も“中国不安”根強い

2016年1月13日 9:23
NYダウ117ドル高も“中国不安”根強い

 12日、アメリカ・ニューヨーク株式市場のダウ平均株価は、中国・上海株式市場が前日に反発したことや年始から下げ続けた反動もあり、前日の終値から117ドル65セント値を上げ、1万6516ドル22セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は47.93ポイント上げ、4685.92だった。

 この日のニューヨーク株式市場は、前日の上海株式市場が反発したことなどを受け、続伸して始まった。さらに、年末から約1000ドルの下落をした反動などもあり、買い注文が優勢になった。

 しかし、中国経済に対する不安感は根強く、原油先物価格が一時、12年ぶりに1バレル30ドルの大台を割り込むなど、午後にはダウ平均株価がマイナスに転じる場面もあった。

 市場関係者は「決して積極的な買い材料があったわけではなく、中国経済に対する不安感はしばらく根強いだろう」と話している。