米FRB 追加利上げ見送り
アメリカの中央銀行にあたるFRB(=連邦準備制度理事会)は日本時間28日朝、「年末に経済成長が鈍化した」などとして、追加利上げの見送りを発表した。
FRBは今年初めてとなる金融政策を決定する会合を開き、先月に続く追加の利上げについて、今回は「見送る」ことを決定した。日本時間28日朝に発表された声明では、世界的に株価や原油価格が下落していることから「世界経済や金融の発展状況を注視する」と強調している。
また、もう1つの焦点の「物価の上昇」については、「エネルギー価格の下落などが原因で短期的には低いままだと予想される」としたが、中長期的には2%の目標に向け、上昇するとの見通しを示した。
FRBが「景気の減速」の認識を示したことでニューヨークのダウ平均株価は値を下げている。