英首相も「タックスヘイブン」投資で利益
イギリスのキャメロン首相は7日、課税逃れなどの温床とされる「タックスヘイブン」の利用者などを明らかにした、いわゆる「パナマ文書」が流出してから初めて、自らも過去にタックスヘイブンを利用して投資をしていたことを認めた。
「パナマ文書」をめぐっては、キャメロン首相のすでに死亡した父親がタックスヘイブンにファンドを設立していたことが明らかになっていて、首相は現時点での関与を否定していた。しかし7日になって、首相になる前に夫人とともに父親のファンドに投資をしていたことを認めた。
キャメロン首相「私と妻は父のファンドに口座があり、2010年に売却して約480万円になった」
イギリスメディアによると、キャメロン夫妻はこの売却で300万円近い利益を得たが、イギリスの課税対象額に満たなかったため税金の支払いは無かったという。キャメロン首相は、税金逃れに厳しく対処する姿勢を見せてきただけに、批判を呼びそうだ。