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英首相 “パナマ文書”の疑惑を釈明

2016年4月12日 12:57
英首相 “パナマ文書”の疑惑を釈明

 いわゆる「パナマ文書」をめぐる対応で窮地に立たされているイギリスのキャメロン首相が11日、首相になる直前に株式の売却益を得ていたことなどについて釈明した。

 キャメロン首相「株を売ったのは利益をめぐるいざこざを起こしたくなかったからだ」

 キャメロン首相は、父親のイアン氏がタックスヘイブン(=租税回避地)に設立したファンドに投資し、首相になる直前に売却して利益を得ていた。このことについてキャメロン首相は、売却したのは特定企業の株式を持っていることで首相としての政策と利害が対立するのを避けるためだったと説明し、違法性はなかったと強調した。

 パナマ文書はイギリス政界でも波紋を広げており、キャメロン首相に続き、オズボーン財務相らも納税申告書を公表し疑惑の払しょくに躍起となっている。