アメリカ大統領選の候補者選びは、２６日、北東部の５つの州で予備選挙が行われ、民主党・共和党のいずれも、トップを走る候補が指名にむけて大きく前進した。

　民主党のクリントン前国務長官は、５つの州のうち４つで勝利し、ＮＢＣテレビの集計では、これまでに獲得した代議員の数が過半数のおよそ９割に達した。

　今後２位のサンダース上院議員が逆転するのは極めて困難で、クリントン氏は指名獲得に大きく前進したかたち。早ければ来月半ばにも、指名獲得できるとの見方も出ている。

　一方、共和党は、不動産王のトランプ氏が代議員の多いペンシルベニア州を含む５つの州すべてで圧勝した。

　今回の圧勝をうけ、今後、残る代議員のうち約４５％を獲得できれば指名が確実となり、７月の党大会を待たずに決着する可能性が高まった。