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銃乱射 容疑者は離婚を機にイスラム教傾倒

2016年6月13日 12:55
銃乱射 容疑者は離婚を機にイスラム教傾倒

 50人が死亡したアメリカ史上最悪となるフロリダ州の銃乱射事件で、容疑者は離婚を機にイスラム教に傾倒し、過去に3度、警察の事情聴取を受けていたことがわかった。

 事件は週末の夜でにぎわうナイトクラブで起きた。男が銃を乱射し、50人が死亡、53人がケガをした。男は約3時間にわたって立てこもったが、警官隊に射殺された。

 射殺されたオマル・マティーン容疑者(29)は、両親がアフガニスタン出身のイスラム教徒で、5年前に暴力が原因で離婚したという。

 マティーン容疑者の元妻「彼はとても短気で両親とよくケンカしていた」

 また、ワシントンポスト紙が友人の話として伝えたところによると、離婚した後、宗教に信仰が深くなり、メッカ巡礼にも出かけていたという。容疑者が通っていたイスラム教の礼拝所・モスクの指導者は、最近特に変わった様子は見られなかったと話している。

 モスク指導者「彼は金曜日の夜にきて祈り、祈りが終わると帰った」

 事件後、過激派組織「イスラム国」系の通信社が犯行声明を出したが、組織的な犯行かどうかはわかっていない。

 一方、事件があったナイトクラブは、同性愛者が集まる場所として知られている。容疑者の父親によると、「息子は数か月前に男性同士がキスをしているのを見て怒っていた」と話している。